人生の谷をどう乗り切るか

夫がうつ病になり共倒れしたところから復活を目指す記録

【夫婦うつ病で共倒れ】②心療内科の予約が取れない

夫も心療内科を受診した方が良いという自覚があったのは良いことだった。

しかし、自分では電話ができないと言うので私が代わりに予約することにした。

 

 

私は通常通り出社し、午前中少し離席させてもらい電話をかけた。

事前に病院の評判などは調べておいた。

 

1箇所目、漢方併用のクリニックだ。新規で予約をしたいとお願いしたら、最短で1ヶ月後しか空きがないという。少々驚くも、確かに漢方併用のクリニックは少ないのでここは混んでいるのだろうと諦めた。

 

2箇所目、ここも3週間後でないと空きがないと言われた。受付の感じも良くない、こんなところに夫は任せたくないのでここも諦める。

 

ここで予約が取れないかもしれないという不安に襲われる。

同時に、心療内科を受診する人がたくさんいるんだ、という事実に驚いてもいた。

 

3箇所目、ここは約1週間後に空きがあるが、受診者本人から連絡してもらわないとダメと言われる。例外はないそうだ。受付の勧めで仮予約をし、後ほど夫から連絡をさせる約束をした。

 

しかし、正直1週間も待てない。夫はあんなに変わってしまって苦しんでいるのにどうして即日で予約を取れないのか、私には納得できなかった。

諦めずにもっと早く予約の取れる病院はないか探すことにした。

 

4箇所目、ここは2週間後。

 

5箇所目、5日後に空きがあると言われた。恐る恐る本人でない旨を伝える。予約できると回答をもらえた。私は夫の現在の状況を受付の方に話し始めた。

 

私は泣いた。泣いて言葉がでなくなった。

今までで一番早く予約が取れる安堵感、夫が精神を病んでしまったという現実、なぜ新婚でこんな目に会わなければならないのかという悲しみが襲ってきた。

なによりも夫の病状を説明すると、変わり果てた夫の姿が浮かんで辛かった。

 

何とか説明を終え、先ほどの仮予約は取り消し、夫に予約日と病院を共有した。